2009年9月18日金曜日

戸建へのこだわり。


幼いころから「家」が好きでした。

まだインターネットなんてものがこの世にはなかったころの話です。
最近ではすっかり見なくなってしまいましたが、当時チラシや新聞の広告には大抵端っこに三角の資料請求券ってやつが印刷されていました。

幼かった僕は、特にハウスメーカーの広告が好きで、誰から教わったのかはわかりませんが、よくそれを切り抜いてはハガキに貼り、汚い字で「●●の資料希望」とだけ書いて送っていました。

資料が届くと、毎日それを眺めては、真似て絵を書いたりしていたそうです。

大変だったのは両親で、資料が届くのを見計らって電話をしてきたハウスメーカーの営業マンに、毎回「大変申し訳ありません・・・小学生の息子が送ったらしく・・・」と謝っていたそうです。

特にミサワさんには何度もご迷惑をおかけしたそうで・・・。今更ながら・・・スミマセンでした。


僕の実家は和食レストランでした。今は違いますが、当時はお店の2階が僕たち家族の住まいでした。完全な商業地ですから、庭はもちろん駐車場もない家でした。キッチンはお店の厨房、リビングもダイニングもなく、閉店後のお店がある意味生活の場でした。
だからでしょう、我が家の駐車場で洗車するとか、縁側でスイカをほおばるとか、庭で花火をするとか・・・。そういう他愛も無いことにすごくあこがれていました。

きっと、僕の「家」への興味は、幼心に「家っていいな・・・」。そんな思いがあったのだと。

前置きが長くなりましたが・・・。そんな遠い記憶を胸に、賃貸ではありますが、初めての一軒家暮らしがまもなくスタートします。築40年を経過した古家だけにアチコチ補修や改装をしていかなくてはならないところがありますが、それ自体を楽しみながら暮らして行きたいと考えています。

(No.2)