2010年2月10日水曜日

Love and Respect 1 〈 NEUTRA 〉


日本語がすごいのか、そもそも日本人の感性が細やかなのか、語学力に乏しい僕にはよくわかりませんが・・・。「敬愛」という言葉を英訳すると”love and respect”だそうです。愛と尊敬?熟語を分解して訳しただけじゃん!そりゃそうだけど愛情だけでもない、尊敬だけでもない「敬愛」という複合した概念には英語はついていけないんですかね。


・・・なことは、どうでもいいんですが、「敬愛」です。大半は過去の人達なのですが、僕には敬愛する建築家やデザイナーがたくさんおりまして、そのうちの一人がリチャード・ノイトラ(Richard Neutra)です。


彼の建築の中でもっとも有名なのがLA郊外にある Lovell Health House 。映画LAコンフィデンシャルでマフィアのボスの邸宅として登場していました。


衛星写真でもくっきり見えてます。




入口外観。うしろ姿の男性はラッセルクロウです。


全景。

木々に包み込まれたスクエアな佇まいのせいでしょうか、彼が師事したフランクロイドライトの手による「落水邸」とダブってしまいます。しかし、独自のモダニズムが明らかにノイトラ建築であることを主張しています。

個人的には、こんな感じの少し小ぶりなノイトラ建築が好きでして、




これぞアメリカンモダニズムですね。

最後にTIME誌を飾ったノイトラのポートレートです。こんなじいさんになりたいもんです。